HP "blah blah AKITA" の写真日記です。
甘露甘露
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アルコール依存症の隠居は、毎晩、相当量を飲む。
到来物の上等酒があるときは、それはそれはありがたく頂戴するのであるが、平生は最下級の酒を飲むのである。
「あんなのを飲んでたらカラダ壊すぞ」と巷間囁かれるほどの、最低価格帯の甲類焼酎である。それを水割りにして飲む。

そういう生活水準の中、最近になって我が家では、男鹿半島にある「滝の頭(たきのかしら)」という湧水をしばしば汲みに出向いている。
ボクはどちらかというと“味オンチ”なので、そんな湧水にわざわざ飲むほどの値打ちがあるのか、よく分からなかったのだけど、我が家の女たちに言わせると、“まるで違う”というのである。

ならばということで、汲んできた滝の頭の水で、まず氷をつくる。
で、その氷を2、3個、グラスに入れ、最下級の甲類焼酎を注ぎ、滝の頭の水で割る。
あら不思議!
美味しいのだ。美酒である。
安酒にありがちな雑味がとれて、とても上品な味わいの酒になる!
あまりに美味しくて、このごろはいよいよメートルが上がり気味なのだ。
安酒でもこれだけの高価なのだから、高級ウイスキーやブランデーだったらどこまで美味しくなるのだろう。

お金をかければ美味しいものは手に入る。
しかし、お金のかかる水道の水よりも、タダで手に入る湧水(ガソリン代は少しかかるけど)で割った酒のほうが美味いなんて!
こんなとき、田舎に暮らしていることのヨロコビを、感じるのである。



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